ITリスク管理はファイルサーバから!エンドユーザの業務を妨げない方法とは・・・
藤田観光株式会社(以下、同社)は、椿山荘・太閤園等のブライダル&ラグジュアリホテル,ワシントンホテルチェーン,小涌園・下田海中水族館など、ホテル&リゾート関連の事業を幅広く手がける企業である。
『課題はITリスク管理』
きめ細やかなサービスを提供し、常にお客様の満足度向上を目指す同社にとって、お客様のご要望やご意見,お客様に関する情報は、最も重要な資産。そういった情報が管理される情報システムのリスク管理、いわゆるITリスク管理は、IT統制を進める同社にとって避けては通れない課題だ。

中でも、二田氏が所属する企画本部は、全社の経営企画や資産管理等を行う組織であるため、特に重要な情報が集まっている。
ところが、という。こういったリスクに対応するため、企画本部では、ファイルサーバをより信頼性の高いものにリプレースし、万が一の障害に備えて、データのバックアップシステムも完備することとした。それと同時に、情報漏えい事故や人的ミスによるファイルの喪失など、物理的な障害以外の障害が発生した場合にも備えるため、ファイルサーバのアクセスログ管理システムを導入し、ハード,ソフト両面でのITリスク管理を実現した。
『エンドユーザに迷惑をかけない』
例えばクライアントPCにソフトをインストールするタイプの製品では、細かな情報が取得できる反面、初期導入に手間がかかる。また、PCのスペックが低い場合は、処理速度が遅くなるなど、エンドユーザの業務に支障が出る。業務が滞りなく継続することを目的として導入するシステムが、エンドユーザの業務に支障を与えるのでは、本末転倒と言わざるを得ない。
同社が導入したアクセスログ管理システム『File Server Audit』は、パケット
キャプチャ方式。通信パケットを
キャプチャしてアクセスログを収集する方式だ。ファイルサーバやクライアントPCにソフトをインストールするのではなく、
ネットワークを流れるデータを直接採取するため、エンドユーザの業務に一切影響を与えずに導入できるのが特徴である。
また、
ファイルサーバやクライアントPCにインストールしたソフトでログを収集する場合、悪意のあるハッカーが情報を盗み出した後にログ自体を改ざんや消去し、証拠を隠滅されてしまう恐れがあるが、
パケットキャプチャ方式の場合は、監視対象のPCやサーバと、ログ収集を行うシステムが完全に分離しているため、証拠隠滅されてしまう可能性がない。ITリスク対策としても、より万全な対策であると言える。
『ログの抑止効果にも期待』
今後は内部統制の一貫として従業員に対する情報セキュリティ教育体制も充実していく考えで、予定だ。
藤田観光株式会社
東京都文京区関口2-10-8
設立:昭和30年11月7日
従業員数:1,254名(平成20年12月31日現在)